「ファウスト〜最後の聖戦〜」を観て身の程を知る。

7/25に大阪公演(森ノ宮ピロティホール)で行われた「ファウスト〜最後の聖戦〜」を観た。

久しぶりの舞台観劇であり(昨年初秋に中国で京劇の中国武術演舞舞台以来)、それに加えジャニーズタレントが出演している舞台は初めてであるため、所詮素人の、ジャニアイドルど新規の、戯言と思って頂きたい。

初めてづくしの今回の舞台で、いくつか観劇前の決め事をしていた。それは、原作を読まないことと事前にレポを見ないことである。同じ時間同じ空間で生身の演者が生身の観客にぶつけるそのエネルギーは、話の筋がぶっ飛ぶぐらいの衝撃があると思っているし、逆に話の内容を知っていて少しでも気になる点が出てきた時に、目の前のステージに集中できない事があるからだ。

という訳で上記理由と1回の観劇しかしていないので、あっさり感想書きまーす。

舞台のエネルギーは実際の所どうだったのか
それを感じたのは、観客満場一致で思わず(←ここ大事)拍手喝采した通り、ドラァグクイーンのような女王ヘレネの観客をも飲み込むエネルギーだった。生力(精力は……ないよね?たぶん)のために男性の魂を吸う、その設定が1ミリのズレもない説得力で歌い踊り一蹴する迫力は、すごかった。本当にそこだけはもう一度見たい。女王の手下もキュエキュエッという音(まさに悪い奴の子分出てきた!みたいな音)でクネクネ踊るのも、女王の迫力を後押ししていて、よかった。(あ、よかったしか言えない人です。)

オフィスト
中世ヨーロッパの時代設定が、宝塚メイクが、こんなにも似合うとは知らなかった、五関さんよ。所作も、静動を使い分ける殺陣も、美しかった。通る声だったのも、声を演じわけられるのも、人一倍ストイックな人なのかな?。役柄は感情の起伏があまりないのだけれど、「ファウストッ……!」と短く言い切る一言にもはっきりと感情がのっているし、「メフィストォォォォォ!」と断末魔の叫びはかなりドキッとするし、死後にファウストに話しかける声の優しさには、悪魔から解き放たれたんだなと感じれたし、とにかく美しかった。えびのファンなりたての身としは、軽々しく皆が使っているからといって五関様とは言えないでいるのだけれど、まさにオフィストはオフィスト様だった。様呼びして美を崇めたい気持ち初めてです。うぅ。オフィスト様に抱かれてから死にたい。

ファウスト
河合さんが演るからファウストなんだなぁと思った。同時に五関さんがファウストで、河合さんがオフィストだったら……なんて想像するほど、息の合う演技だった河合さんと五関さん。五関さんと違って殺陣が重い動きだったり、感情をあらわにする時の叫びが声枯れそうで、とにかく一生懸命にマルガレーテを祈るファウストと、とにかく一生懸命にファウストを演じきりたい河合さんがダブって見えた。これは初演のファウストから見て、その成長を見届けたかった。一生懸命に演じれば演じるほど、顔面の美しさが際立ってくる河合さんマジアイドル。「国王になる!」と宣誓した時の汗の玉が光る河合さんの美しさったらなかったよ。五関さんと河合さんの殺陣も演技も真反対だったから、そういう演出なんだとしたら……河合さんがオフィストだった場合、河合さん自身の美しさがより悪魔っぽいんだろうなぁ、と。美しい顔で、静かにスッスッと片手で殺陣を行うの、想像して悶えるわ。それに五関さんがファウストだった場合、重い殺陣が全く想像できないからめっちゃ見たい。人間くささ満点のファウストを、ロイヤルな五関さんが演じるのなら、死んででも見に行きたい。あっ、死んだら見れないけど。

内容
パンフレット読んでようやく把握できた。私自身の理解度の問題もあるけど、というかそれが大きいの分かってるけど!メフィストが、自分の分身のガブリエルとオフィストを通して、愚かでも非合理的でも想い1つで、神も悪魔も必要としない人間ファウストの根本的強さがメッセージなのかなぁと思った(全然違ったらごめんなさい。ご指摘待ってます)。初めてファウスト舞台を見て原作も読んでない者からすれば、そこは分からなかった。(お前の理解度だろ!ってのは知ってます) 元々、ミュージカルの歌いながら愛を叫んだりするにの共感しないタイプだから、お呼びでなかったですね。ごめんなさい。生きるとは?死とは?という普遍的テーマは興味あるので、手塚治虫さんの漫画の方で、改めてじっくり掘り下げてみたい。久しく遠ざかっていた手塚作品なので、これも縁ということで、観劇して良かった。

キャストに裏方の皆さん、お疲れ様でした。
無事楽日を迎えられますように、ささやかながらお祈りしています!

※最初の方に書いたようにレポは読まないようにしていたけれど、それでもTwitterで流れてきたものから、何となくあまり良い反応はない、というのは知っていた。なので観劇するまでビビっていたけれど、蓋を開けてみれば、普通に良い舞台だったのかなと思っている。ミュージカルの愛を叫ぶの分からん派からすれば(自分の趣味とか相性もあるだろうし)、不都合な所つじつまの合わない所なんてよくある話だし。少なくとも酷くはなかったよ?
えび担コワイ。

つまりそれは、えび担は目が肥えすぎてるのだ。私が素人であるように。舞台評論家並に、まるでプロの視点のような感想を述べる。舞台経験が長いA.B.C-Zを見てきたえび担というのもあるけれど、目が肥えてるえび担を毎回満足度を更新してくるA.B.C-Zに驚愕である。単にA.B.C-Zに盲目なだけではないえび担の辛辣な感想は、いかにA.B.C-Zが舞台で魅了し続けた来たかという輝かしい歴史でもあるんだな、と。サマパラもその演出もあるのに、シンガポール公演もあるのに、えび座もあるのに、成長できない仕事増やさないで!というのは、えび素人の私から見れば、仕事なんだから素晴らしいものだけではないのが常だと思うけれど、えびエゴになるほど舞台のA.B.C-Zに全幅の信頼を置いてるえび担とA.B.C-Zの関係に胸熱。羨ましい。

えび担を名乗る日が果たして来るのか?

サマパラ落ちたので、えび座に行って五感をフルにしてA.B.C-Zを感じたい。